プロが伝授する青果の保存法 北九州市の仲卸会社がサイトを開設
サイトを紹介する寺井さん
老舗の青果仲卸会社「小林青果」(北九州市小倉北区)が、家庭での野菜や果物の保存方法のコツを伝えるインターネットサイト「ぽちぽちベジフル」を開設した。食品ロス削減に役立ててもらおうと、市場で青果を日々扱う"プロの知識"を紹介している。
「ぽちぽちベジフル」
「ぽちぽちベジフル」は4月下旬に公開が始まり、同社の通販サイト「うまうまもぐもぐ」からアクセスできる。調べたい食材を「野菜」「果物」「キノコ」の分類から選び、イラストを押すと、保存方法や下処理、食べごろが簡潔に記されている。
現在、野菜50種、果物22種、キノコ7種を紹介しており、例えばトマトの保存方法では、「ヘタを下にして重ならないよう置く」などと紹介。バナナについては「吊(つる)すと傷みにくい」といったアドバイスを見ることができる。
閲覧した愛媛県出身者から「実家からミカンが箱で送られてくるけど、保存方法をいつも迷っていたので助かる」といった声が寄せられたほか、「キノコが意外と知らなかった」と喜ばれたという。
食品ロスの削減に!
開発の担当は、通販サイト運営などに携わる社員の寺井麻美さん。普段から料理する際、素材の保存や下処理の方法を調べ、ノートに書き留めていた。
インターネット上の料理情報はレシピが主流だと感じており、材料の保存方法や下処理について「プロの知識を一瞬で引き出せるツールがあれば」と、10年ほど前からアイデアを温めてきたという。
2024年に入社し、本サイトの制作は25年末に着手した。それぞれの野菜などを扱う担当者から保存方法を聞くなどした。寺井さんは「随時、種類を増やしたい。食品ロスの削減にもつながればうれしい」と話している。







