
白い花が咲き始めたギンバイカ
福岡県久留米市大橋町合楽の「香気圧(こうきあつ)広場」で、ギンバイカ(銀梅花、英名マートル)の白い花が咲き始めた。6月16~20日頃に見頃を迎えるという。
ギンバイカは地中海沿岸が原産の常緑低木で、花は直径約3センチ。英国で祝い事のブーケに使われてきたほか、枝葉から取れる精油がアロマ商品に加工される。植木は久留米産が全国の約9割を占めており、県の緑化木推奨樹種に指定されている。
同広場は地元自治会が荒れ地約2000平方メートルを整備し、2018年からローズマリーやカオリツバキなど香りのする草木を中心に約100種類を植栽。ギンバイカは現在約600本が観賞用に植えられている。
広場の手入れを行っている一般社団法人「緑の機能性研究所」の田島久通理事は「ギンバイカは葉を折ると爽やかな香りが漂う。家庭での栽培も簡単なので広く知ってもらいたい」と話していた。
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