北九州市小倉北区の小倉昭和館で、10月4日から同区の西南女学院大の学生が選んだ映画作品が上映される。館主の樋口智巳さんは「若い人が劇場に足を運ぶ機会を増やし、劇場文化をつなぎたい」と話している。
映画館へ行こう!
上映されるのは、菅田将暉さん主演の「花束みたいな恋をした」で、同大人文学部観光文化学科2年の新子(あたらし)華乃子さんら7人が選んだ。留学生に意見を聞いたところ、菅田さんの名前を挙げ、「日本の恋愛映画をよく見る」と話したことから決めた。
同科のフィールドワークで「小倉昭和館」を取り上げ、学内で聞き取り調査を行ったところ、映画はネットで見ることなどから劇場に行かない「映画館離れ」が進んでいることが分かった。地域の文化振興を考える中で、樋口さんが上映企画を持ちかけた。
上映後にイベント
10月4、5日には上映後にイベントを実施。4日はシンガー・ソングライター波多野菜央さんのミニライブ、5日は作家の町田そのこさんによる「恋愛相談室」を開く。同日は、映画に登場するパンを参考に同大栄養学科の学生が作った焼きそばパンも提供する。新子さんは「地域創生につなげたい」と話している。
上映は10月10日まで(7日休館)。5日は一般2000円、学生1700円。そのほかの日は一般1000円、学生700円。問い合わせは小倉昭和館(093-600-2923)へ。
advertisement