【山口】力作100点! 障害のあるアーティストの作品展

 山口県内在住で障害を持つアーティストの作品を展示した「まにまにのかたち アール・ブリュット展」が9月13日、山口市中河原町のクリエイティブ・スペース赤れんがで始まった。独創的な作風の絵画や貼り絵など100点を超える作品が並んでいる。21日まで。


独創的な作風の作品が並ぶ会場

 県障害者芸術文化活動支援センターの主催。アール・ブリュットは「生の芸術」を意味するフランス語で、美術の専門的な教育を受けていない障害者らが、感性のままに表現した芸術作品のことを指す。

 出展しているのは、桜井一城さん(周南市)、久米文子さん(同)、村井保さん(下関市)の3人。桜井さんの作品は、平面や立体に文字を無数に書き連ね、模様のように見せるのが特徴で、注意深く見ると「天丼セット」や「クリスマスケーキ」などの文字が書かれている。

 同センターの武居ひとみ事務局長(46)は「アーティストのやりがいを創出するだけでなく、障害者への理解にもつながってほしい」と話している。

 午前9時~午後5時(16日休館)。入場無料。9月26日からは岩国市民文化会館、12月18日からはArt Gallery Space植木紙店(下関市)でも開催する。問い合わせは同センター(083-928-5432)へ。


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