【山口】新車両「Kizashi」導入へ JR西日本

 JR西日本は10月30日、山陽線の山口エリアに新車両「Kizashi(きざし)」を導入すると発表した。来夏以降、24両を旧車両と順次更新していく計画で、山口エリアに新車両が登場するのは45年ぶりという。

山口エリアで45年ぶり


「Kizashi」のイメージ図(提供:JR西日本)

 旧車両の老朽化などに伴い、導入を決めた。車両は岡山県内などを走る「227系」をベースに、「維新の陽光」というイメージで黒と金をシンボルカラーに採用し、重厚感のあるデザインとした。2両編成と3両編成で運行する。

 車両への衝撃を緩和する構造やバリアフリートイレ、2か国語で行き先を表示する装置も取り入れる。運行時の消費電力を従来より約30%カットできることから、コスト削減にもつながるという。

いいことが起こる「兆し」に

 この日に開いた記者会見で同社広島支社の飯田稔督支社長は、新車両の愛称について、「山口エリアに新たな変革をもたらし、人の暮らしや旅にいいことが起こる『兆し』となるように、という思いを込めた」と説明。

 その上で、「新車両では安全性や快適性、利便性が向上する。繰り返し利用してもらって満喫してもらいたい」と語った。


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