ボッチャで広がる会社の輪! パラスポーツが福岡でじわり浸透

 2020年東京パラリンピックで実施される競技「ボッチャ」が、会社公認の同好会などとして広がっています。障害の有無、年齢や性別を問わずに参加でき、戦略性に富んでいることも人気の理由です。会社対抗戦も開かれ、社内外の交流にも一役買っているようです。


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ボッチャ
 氷上で行うカーリングに似た屋内競技。縦12.5メートル、横6メートルのコートで、白い目標球に赤と青のボールを6球ずつ投げて、いかに近づけるかを競う。重度の脳性まひや四肢の機能障害がある人のために欧州で考案され、1988年のソウル・パラリンピックから正式競技になった。

会社対抗戦も開催

 北九州市戸畑区のゼンリン本社で昨年11月22日、4社対抗のボッチャ大会が行われました。ゼンリンや野村証券などが2018年冬に始めた大会です。平日の夕刻に始まった試合には100人以上が参加し、仕事を終えた社員らも応援に駆けつけて、会場は大いに盛り上がりました。


 ボッチャの服装は原則自由で、ルールも簡単です。ゼンリンでは、会社が道具を買いそろえ、本社の空きスペースも提供しました。当初約20人だったメンバーは今では100人を超え、対外試合への出場者を決める社内予選が行われるほどです。


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経済界も後押し

 ボッチャは、2016年のリオ・パラリンピックで日本代表が銀メダルに輝いて注目を集めました。経団連などでつくる「オリンピック・パラリンピック等経済界協議会」は、障害者への理解を深めるため、企業での普及を後押ししています。

 協議会は東京や大阪、地方都市で大会を開催しています。昨年11~12月に福岡市で行われた第4回福岡大会には、優勝したトヨタカローラ福岡、辛子明太子のふくや、西日本シティ銀行といった地元企業、福岡に支店がある企業など計56チームが参加しました。

 子会社勤務の障害者2人を含む6人で準優勝した西部ガスは「障害のある社員と交流できる」と話します。ふくやでは「部署が違う社員同士の会話が生まれ、社内の風通しが良くなった」といいます。トヨタ自動車九州は、地元の学校や福祉施設で体験会を開き、地域交流につなげています。



 日本ボッチャ協会の事務局長・三浦裕子さんは「ボッチャは戦略やチームワークが重要で、会社の新人研修でも採用されています。全国にファンを増やしたい」と、競技人口のさらなる拡大に期待しています。


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