今季こそ必ず! J2昇格へギラヴァンツ北九州が必勝祈願
サッカーJ3・ギラヴァンツ北九州は、今シーズンの開幕を目前に控えた2月23日、恒例の必勝祈願を甲宗八幡宮(北九州市門司区)で行いました。参加したのはチームスタッフらを含む約40人。選手全員がそろっての参拝は3年ぶりとなりました。
笑って終われるように
絵馬を奉納し、記念撮影を終えた後、今シーズンのキャプテンを務める多田凌輔選手は「絶対優勝するぞという気持ち。若い選手が多くて、日頃からいいコミュニケーションをとっている。一致団結して勝てるチームにしたい。J3で優勝してJ2に戻るということを、チーム全員で成し遂げられるように頑張りたい」と決意を語りました。
絵馬に書かれた「常に全力!常に笑顔」という言葉は「僕が一番大切にしていること」で、「厳しいシーズンになるとは思うが、どんな時でも笑っていられるよう、最後に笑って終われるように」という思いが込められているそうです。
絵馬に「J2昇格」と力強く書いた田坂和昭監督は「いよいよ開幕する。チームはプラン通り、順調に来ている。もちろん優勝を狙っていくが、確率を高めるためにはチーム一丸にならなければならない。サポーター、地域の方々も巻き込んで何とか昇格の切符をつかみ取りたい。みんなが躍動するようなサッカーをし、いい結果をみなさんに届けたいし、一緒に喜びを分かち合いたいです」と話しました。
武内新市長を表敬訪問
27日には、ギラヴァンツ北九州の石田真一社長と玉井行人会長、多田、前田紘基、伊東進之輔の3選手が北九州市の武内和久・新市長を表敬訪問。石田社長はチームの練習拠点・新門司球技場の整備なども含む市の支援に感謝を伝え、「クラブが街のシンボルとなれるよう、クラブを通じて人がつながり、街がひとつになれるよう取り組んでいく」とあいさつしました。
武内市長は「スポーツは都市の潤い。市民一人ひとりの活力のもと。ギラヴァンツが北九州市民のアイデンティティーとして発展していくよう、できる限りの支援、協力をしていきたい。私もスタジアムへ応援に駆けつけたい」と激励しました。
選手3人も、それぞれの意気込みを示しました。
「あの素晴らしいスタジアムをまず満員にすることが、ギラヴァンツが市民のみなさんに支えられ、愛されているということだと思う。今年はもっともっと上のカテゴリーで飛躍するための最初の一歩。優勝して昇格するために選手みんなで頑張っていきたい」(多田選手)
「今年で3年目。1年目は降格を経験し、2年目はJ2に昇格できなかった。今年こそは3年目の正直となるよう目標を達成したい」(前田選手)
「(ルーキーだった)去年はチームの試合をメンバー外で見ることが多く、悔しいシーズンになってしまった。今年はチームがJ2昇格に向かっていく上でのパワーのひとつになれるよう頑張っていきたい」(伊東選手)
「チームの雰囲気はとてもいい。みんな明るく元気」と3選手が言う今季のギラヴァンツ。J2昇格に向け、スタートダッシュが期待される開幕戦は3月5日、ホームのミクニワールドスタジアム北九州(北九州市小倉北区)にFC岐阜を迎えて行われます。