洞海湾に眠る軍艦防波堤「涼月」 乗組員の遺族が遺骨探し

伯父の手がかりを求め、西方寺を訪れた松山さん(左)

 太平洋戦争末期の1945年4月、戦艦大和を護衛して沖縄へ出撃し、大破しながら長崎県佐世保市へ帰還した駆逐艦「涼月」の乗組員の遺族が、沈没を防ごうとして帰投中の艦内で亡くなった伯父の遺骨を探している。4月2日には、防波堤として再利用された涼月が眠る北九州市若松区を訪れ、「命をなげうって艦と戦友を守った伯父のことを伝えていきたい」と思いを語った。

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