屋台やってる?LINEで確認 福岡市・長浜地区でサービス開始

営業情報の提供サービスが始まった長浜屋台街

 福岡市は福岡市中央区の「長浜屋台街」の営業情報を無料通信アプリ「LINE(ライン)」で確認できるサービスを始めた。英語での表記もあり、7月14日に開幕した世界水泳選手権福岡大会の訪日客も取り込みたい考えだ。

混雑状況の把握も!

 「長浜屋台街DXプロジェクト」と銘打ち、市と「LINE Fukuoka」(福岡市)が企画した。長浜地区では、長らく1店舗が不定休で営業する状態が続いていた。屋台以外に多くの飲食店が並ぶ天神や中洲とは異なり、長浜地区まで足を運んでも屋台が開いていない日もあったことから、客足が遠のく原因となっていた。


 長浜屋台街は6月から7店舗になり、利用者は、屋台の情報を発信するラインの公式アカウント「FUKUOKA GUIDE」に登録すると、屋台が電源を使っているかを感知し、「営業中」の情報を受け取れる。

 また、新店舗の一つ「明太中毒」には、混雑状況を把握するAIカメラを設置。3分ごとに屋台内で撮影された画像からAIで客数を分析し、混雑状況を高い方から赤色、黄色、緑色の3段階で表示するシステムを試験的に導入した。

「長浜に足を運んで」

 市内では、7月に世界水泳、8月に世界マスターズ水泳選手権が開催予定で、訪日客を含めて40万~50万人の来場が見込まれている。このため、ラインでは英語表記で店の営業時間やおすすめのメニュー、料金なども閲覧できるようにして屋台文化の浸透も狙う。


営業の情報を確認できるLINEの画面


 市まつり振興課の浜田洋輔・担当課長は「アプリを活用して多くの方に長浜地区の屋台に足を運んでほしい」と話していた。


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