良いことを寄せて集めて健康に  福岡の郷土料理「がめ煮」に学ぼう!

 福岡を代表する郷土料理「がめ煮」。鶏肉とニンジン、ゴボウ、シイタケなどを一緒に煮込む、正月や祝い事の席に欠かせない一品です。多くの地域では「筑前煮」の名前で通っていますが、「がめ煮」の名が付いた由来はいくつかあるそう。いろいろな材料を使うので博多の方言「がめ繰り込む(よせ集める)」が短くなったという説や、文禄の役で朝鮮に出兵した兵士が「どぶがめ」と呼ばれていたスッポンを他の材料とごった煮にして食べた説などが挙げられます。数百年の昔から多くの人に親しまれてきた「がめ煮」を通じた食育に福岡市が取り組んでいます。


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人生100年時代を楽しく健やかに

 福岡市が2017年にスタートした「福岡100」は、誰もが楽しく健やかに人生100年時代を過ごせる社会を目指すプロジェクトです。2025年までに100のアクションを実践していくことにしており、その33番目のアクションとして「#がめ煮つくろう」が掲げられています。


「♯がめ煮つくろう」とは?
食材を買いに行ったり、料理を作ったり、家族や友達と一緒に食べたり、片づけたり。こんな「食」を楽しむ生活が、実は人生100年時代を楽しむ秘訣なんです。その食卓に福岡の「がめ煮」はぴったり。おいしいだけでなく、昔からずっと守られてきた変わらない味で栄養もばっちり。地元の食材も使います。がめ煮を囲んで、大切な人との「食」を楽しんでください。(「福岡100」のウェブサイトより)

 郷土の食文化、地産地消、家庭や地域の絆——。地元で受け継がれてきた「がめ煮」は、いろいろなことを教えてくれます。
 「#がめ煮つくろう」では、親子料理教室や学校での調理実習、レシピコンテストなどに取り組んできました。


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自宅で「#がめ煮つくろう」をやってみた

 自宅で「がめ煮」を作ってみました。正月や祝い事で並ぶのは「縁起を担ぎ、末広がりの8種の食材を使うから」という説もあるそうです。サイトで紹介されているレシピにならい、鶏肉、ゴボウ、ニンジン、サトイモなど8種類の食材を準備しました。


「♯がめ煮つくろう」で公開しているレシピ

 野菜の下ごしらえから盛り付けまで1時間ほど。どの食材も噛みごたえがあるので自然と噛む回数が増え、早食いを防いで消化を助ける効果もあります。なにより、自分で作った料理はやはりおいしいです。


おいしく楽しく「健康」に取り組む

 健康ばかりに注意が向くと、毎日の生活が窮屈になってしまいそうですが、がめ煮を作るのはとても楽しく、気軽に続けられそうだと感じました。タケノコや新ゴボウなど、栄養たっぷりの春野菜もこれから店頭に並びます。おいしく楽しく「健康」に取り組んだあとは、SNSで「#がめ煮つくろう」と投稿し、大勢の人と「がめ煮」をシェアするのも面白いかもしれません。



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