伝えにくいことも素直に 闘病中の思いをLINEスタンプで!

NPO法人が販売するスタンプの一部

 福岡市のNPO法人「がんのママをささえ隊ネットワーク ETERNAL BRIDGE」が、がんなどで闘病中の人の思いを表現するLINE(ライン)のスタンプの販売を始めた。病気でつらい時は言葉で言いにくいことがあるとの当事者の声を受け、「スタンプで素直な気持ちを届けてほしい」との思いを込めた。

福岡のNPOが販売

 スタンプは全16種類。「心配かけてごめん」「ちょっときついな」「聞いてくれてありがとう」「結果待ち」「異常なし!」などのメッセージとともに、オリジナルキャラクター「りんちゃん」のイラストで当事者の思いや状況を表現している。

 同法人は2016年から、医療従事者らが子育て中の女性がん患者の相談に乗ったり、患者同士の交流の場を設けたりする活動に取り組む。スタンプは「きつい時に周囲に色々説明するのはつらい」「感謝の言葉を素直に言えない」といった患者らの声を受けて企画。がんを経験した女性や医療従事者に呼びかけ、言葉では伝えづらい気持ちや「こういうスタンプがあると助かる」という案を集めて制作した。


LINEスタンプを紹介するNPO法人のサイト


 イラストは、同法人メンバーの尾中景子さんの夫、祐介さんが担当。祐介さんは絵が得意で、りんちゃんの表情や動作で複雑な思いが伝わるように工夫したという。尾中さんは「闘病中は、当事者も周囲の人も互いを思う気持ちから、すれ違いが生まれることも少なくない。スタンプが会話のきっかけになり、日常に寄り添う存在になればうれしい」と話した。


売り上げは活動費に

 10月から「がんと共に生きる応援スタンプ(当事者版)」として販売。価格は120円からで、売り上げは活動費に充てる。今後は当事者の家族や友人向けのスタンプも計画しているという。スタンプの確認はこちらから。


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