穏やかに笑顔を絶やさず円熟の技 足先で絵筆を握って60年

足の指を巧みに使って絵筆を握る篠崎さん

 生まれつき腕が不自由な福岡県宮若市の篠崎義昭さん(83)が、足の指先を器用に使い、市のシンボル・追い出し猫の置物の原型を整えたり、国史跡・竹原古墳の装飾を土産用の陶板に描いたりする作業を始めて60年を迎えた。

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