九大箱崎キャンパスの記憶を紡ぐ 福岡県立美術館の喫茶室

喫茶室にある机。長い間、九州大で使われてきた

 家具や食器など日常生活で用いられる「什器(じゅうき)」。福岡市東区にあった九州大学箱崎キャンパスで明治期の開学以来使われてきた机や棚といった歴史ある什器は、伊都キャンパス(福岡市西区、福岡県糸島市)への移転を機に多くが廃棄された。ごく一部、処分を免れたものは公共施設や店舗で活用されており、福岡県立美術館(福岡市中央区)にある「県立美術館喫茶室」でも現役として来店客を迎えている。

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