関門海峡たこ三昧‼ 現役漁師による「漁師めし」を専門店で味わう

 潮流が速いことで知られる関門海峡。その流れにもまれながら、貝やカニなどの豊富な餌を食べて育ったマダコが「関門海峡たこ」です。太くたくましい脚にびっしりと並ぶ吸盤。見た目の立派さもさることながら、ぷりぷりと締まった身は歯ごたえ抜群で、噛むほどに旨味が増していく北九州の特産品です。


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現役タコ漁師の店「千春」


 北九州市小倉北区。小文字通りと浅香通りが交わる紺屋町交差点からほど近い路地に、「千春(せんのはる)」の看板を出した小さな店があります。店主の中内豊さんは約20年の経験を積む現役タコ漁師です。午前6時30分頃から11時まで漁に出かけ、市内への配達を終えた午後4時に店を開けるという日々を送っています。


 この関門海峡たこ専門店の自慢は、朝獲れの新鮮な素材を使った「漁師めし」です。「漁師である自分たちが日常で作って食べるものを皆さんにも食べていただきたい」と中内さん。1杯から2食分しかとれない「頭刺し」といった珍しいメニュー、締めに人気の「たこめし」など豊富な種類の味が楽しめます。


 中内さんが店を出したのは、「関門海峡たこを全国に広めるとともに、地元の人にもいろんな食べ方を知ってほしい」という思いからでした。「わざわざ福岡市から来てくださる方など、新規のお客さんも結構いて本当にありがたい」。2016年7月の開店から4年、関門海峡たこの知名度が高まってきたと実感できているそうです。



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ミクスタでも人気の味

 千春のたこ料理は、サッカーJ2・ギラヴァンツ北九州が本拠を置くミクニワールドスタジアム北九州の「スタジアムグルメ」としても提供されています。Jリーグの女子サポーター2人が全国のスタジアムを巡る漫画「ぺろり!スタグル旅」(能田達規さん作)にも北九州名物として登場。地元のサポーターだけでなく、アウェーチームの応援でミクスタを訪れた人たちにも人気の料理です。


 「福岡ダービー」となった今年2月のJ2開幕戦は、アビスパ福岡のサポーターも大勢来場し、準備していた料理が開場1時間ほどで完売してしまったそう。その後の新型コロナウイルスの感染拡大で、Jリーグ公式戦は会場にアウェー席を設けない制限付きの開催が続いています。中内さんは「全国各地からミクスタにやって来るサポーターの皆さんに、関門海峡たこ料理をまた味わってほしい」と話しています。



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ふるさと納税返礼品にも

 2009年、漁業者たちにより「北九州市関門海峡たこ協議会」が発足。様々なルールのもとで資源管理を行い、ブランドを守っています。関門海峡たこは年間を通して採れますが、最盛期は8月。身が小ぶりな夏場は「煮だこ」「天ぷら」「から揚げ」などに適し、冬場の大きなものは「しゃぶしゃぶ」がおいしいとのことです。



 千春の料理内容に関しては、事前の問い合わせをおすすめします。自宅で「たこめし」を楽しみたいという人に向けて、炊飯器で手軽にできあがる「豊栄のたこめしの素」も販売しています。店頭のほか、通販サイトでも購入可能です。北九州市のふるさと納税の返礼品にも選ばれています。


店名 関門海峡たこ料理専門店 千春
所在地 北九州市小倉北区紺屋町12-13
営業時間 16:00~22:00
店休日 日曜・祝日(応相談)
電話 093-541-7575
公式サイト 千春のウェブサイト


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