宗像のおいしいイカを茶漬けでどうぞ! 飲食店でフェア開催

フェアでは趣向を凝らしたイカ茶漬けが味わえる(画像はいずれも宗像市提供)

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  • 県内トップ級の港
  • イカの宝庫だから
  • 16店が自慢の味で

 水産業が盛んな福岡県宗像市を中心に、旬のイカを郷土料理「茶漬け」で味わってもらうフェア「今だけ!ここだけ!いか茶漬け」が16店で開かれています。11月10日までの期間限定。”イカにもおいしそう”なメニューがそろい、主催者は「店によって味付けも食べ方も様々。ぜひ宗像に食べに来てほしい」と呼びかけています。

県内トップ級の港

 県水産振興課によると、県内に65ある漁港の中でも、宗像市の鐘崎漁港は、魚介類の漁獲量が県内トップクラス。筑前海の豊かな海の幸が水揚げされています。

 今回のフェアは、同市や飲食店などでつくる実行委員会が主体となって取り組んでいる「むなかた地魚茶漬け祭り」の一環です。


茶漬け祭りののぼりのイメージ


 一帯では、漁師がとったその日に刺し身で食べきれなかった魚を漬けておき、後で茶漬けにしておなかを満たしていたそうです。実行委は、その郷土食に焦点を当てたフェアを通じ、“魚どころ”のバリエーション豊かなグルメを広くアピールしたい考えです。


イカの宝庫だから

 地魚茶漬け祭りは2022年度にスタート。23年夏から四半期ごとに旬の魚で実施していますが、イカが主役になるのは今回が初めてです。


イカ茶漬けのフェアのパンフレットの表紙


 宗像は「イカの宝庫」とのことで、ヤリイカ、ケンサキイカ、アオリイカなど季節によって様々な種類が水揚げされます。秋に最盛期を迎えるヤリイカは身が厚く、濃い甘みが特徴だそうです。


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16店が自慢の味で

 フェアに参加しているのは、宗像市内14店に、福津市と岡垣町の各1店を加えた計16店。宗像で水揚げされたイカを使い、それぞれ切り方やタレを工夫したり、独特の食べ方を提案したりして、多彩な茶漬けを提供します。

独自の漬け込み


「グローバルアリーナ 和洋創作バイキング GAクラブ」の『いかの麹漬け茶漬け』(左)と「宗像海人食堂 やっさん」の『活いか茶漬け』


 「グローバルアリーナ 和洋創作バイキング GAクラブ」の『いかの麹(こうじ)漬け茶漬け』(バイキング付き、大人・税込み2090円から)は、新鮮なイカを麹に漬け込み、うま味を引き出した一品。「宗像海人食堂 やっさん」の『活(いき)いか茶漬け』(1800円)は、あぶったイカを秘伝のタレに3日間漬け込んでおり、肉厚の食感も特徴です。


「魚屋別館」の『いか三昧茶漬け』


 「魚屋別館」の『いか三昧茶漬け』(2750円)は、イカの刺し身と、秘伝のタレに絡めたイカをごはんにのせています。明太とろろで味の変化も楽しめます。


ナッツやハーブ


「御宿 はなわらび」の『鐘崎いか茶漬け』(左)と「宗像王丸天然温泉 やまつばさ レストランみあれ」の『イカスミ天茶漬け御膳』


 ナッツやハーブで豊かな味わいを表現した店舗もあります。「御宿 はなわらび」の『鐘崎いか茶漬け』(2750円)は、鐘崎でとれたヤリイカだけを使用。ナッツでコクを出した自家製のごまダレで味わった後、緑茶をかけて食します。「宗像王丸天然温泉 やまつばさ レストランみあれ」の『イカスミ天茶漬け御膳』(2350円)は、新鮮なイカの肝、墨、ゲソにハーブとトマトを加えたペーストで、茶漬けに仕上げています。


自宅でおいしく


「道の駅むなかた」の『イカ真丈の茶漬け』(左)と「鐘の岬 活魚センター」の『宗像漁協さんの手造りいか茶漬け』


 気軽に買って持ち帰れる冷凍品も。「道の駅むなかた」の『イカ真丈(しんじょう)の茶漬け』(880円から)は、旬のイカとすり身を混ぜ合わせ、タレに漬け込んでいます。「鐘の岬 活魚センター」の『宗像漁協さんの手造りいか茶漬け』(950円)は、漁師から直接仕入れた天然のイカと地元産の醤油(しょうゆ)を使い、全て手作業でつくっているそうです。


 このほか、宗像産のイカ墨醤油をかけた品などもあります。料理人が腕をふるった各店のメニューは、パンフレットやむなかた観光ガイドで紹介しています。


パンフレットでは16店を紹介


 また、食後にアンケートに答えると、抽選で特産品がもらえる企画も用意されています。


パンフレット裏面には観光情報なども掲載


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