めざせ世界一!宗像高校が3年連続の「ロボカップ」世界大会へ

世界一を誓う(左から)末広さん、栗崎さん、藤田さん、木村さん
自律移動型ロボットの国際競技会「ロボカップ」に、福岡県宗像市の県立宗像高が3年連続で出場する。2023年は2位、24年は3位と続けて上位に入っており、出場メンバーは「今年こそ世界一に」と意気込んでいる。
7月にブラジルで国際競技会
今回の出場メンバーはいずれも電気物理部に所属する3年生の末広昊暉(こうき)さん、栗崎結大(ゆうた)さん、藤田海(うみ)さん、木村真生喜(まいき)さん。7月16日からブラジル・サルバドールで開催される国際競技会に、ジュニアリーグでロボット2台同士が対戦するサッカー種目に出場する。
末広さんらのチームは世界予選として3月に名古屋市で開かれた全国大会で、最多得点・最少失点・無敗で出場48チームの頂点に立った。2台を攻撃と守備に役割分担する戦略と高精度な制御で、圧倒的な強さを見せつけた。
国内で圧勝!さらに改良!!
部には3Dプリンターなどの工作機械がそろっており、メンバーは基板や車輪などを自作。休日も登校してプログラミングや組み立てなどの試行錯誤を重ね、全国優勝後もなお改良に取り組んでいる。
機体と回路の設計を担当する藤田さんは、これまでの対戦経験を踏まえ、故障しても修理を迅速に終えられるよう部品配置などを見直した。「故障を最小限に抑えたい。目指すはもちろん世界一」と力を込める。
■CFで支援を募る
顧問の羽生禎伸教諭(60)は「先輩が培った技術を継承できた強みもある。悔いの残らないよう、最大のパフォーマンスを発揮してほしい」とエールを送る。
部は、クラウドファンディング(CF)のサイトで渡航費などの支援を募っている。