家族に寄り添って10年 こども病院敷地内の「ふくおかハウス」

「ホッとできる場所に」と話す舛元さん。部屋のベッドには、ボランティアが手作りしたパッチワークのカバーがかけられている(5月下旬、福岡市東区で)

 福岡市東区の市立こども病院敷地内にあり、治療中の子どもに付き添う家族が安価で宿泊できる「ドナルド・マクドナルド・ハウスふくおか」(ふくおかハウス)が今年、開設10年を迎えた。心臓病治療などで、九州一円などから入院する子どもの家族ら延べ7000世帯以上に寄り添ってきた。賛同者や企業の寄付が頼りで、関係者は地域の人が施設を見学できる機会を設けるなど、認知度アップを目指している。

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