夜景ばっちこい! 報道カメラマンが教える構図のマジック【後編】

北九州市中心部の新名物「逆さ小倉城」を撮影


工場夜景も"映える"写真に = 2019年5月7日、大野博昭撮影

 そこから沿岸部で工場夜景を軽く撮り、小倉北区の中心街に戻ってきました。最後のモデルは、ライトアップされた小倉城です。

 ライトアップされた小倉城もスマホで簡単に撮れます。風がない日なら、小倉城がお堀に映る写真が撮れます。大野カメラマンにも「逆さ小倉城」を狙ってもらいました。


水紋に揺れる小倉城 = 2019年5月7日、大野博昭撮影

 午後9時半。高塔山での撮影開始からわずか2時間ほど。最後にガラス張りの市役所に映る小倉城を撮影しようと移動したのですが、市役所にはまだ煌々と明かりがともっていました。市役所の人たちも頑張って働いているようなので、ここは仕方なしとあきらめました。とかなんとか言いながらも、やはり撮っていました。


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2019年5月7日、大野博昭撮影


2019年5月7日、大野博昭撮影

カメラの性能の違いが、写真の決定的な差ではない

 撮影終了後、近くのラーメン屋で反省会です。大野カメラマンは「写真はやっぱり構図」と語ります。確かに、夜景は思っていたより手軽に撮ることが出来ました。スマホでも撮れます。ただ、魅力的な写真を撮ろうとすると、やはり試行錯誤も必要なようです。「いろいろ試して、遊び心があると上手になるんじゃないのかな」と大野カメラマン。実際に撮影現場の大野カメラマンはよく動いていました。カメラの性能の違いが、写真の決定的な差ではない、ということのようです。

 今回は移動も含めてわずか2時間の撮影でしたが、大野カメラマンが撮影した写真はなんと900枚。「たくさんシャッターを切ってごらん。奇跡の1枚に出会えるよ」だそう。みなさんもカメラを持って夜景撮影に出かけてみてはいかがですか。


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