福岡県田川市と地元企業4社は、デジタル技術を活用した地域づくりを目指す連携協定を結んだ。仮想空間に建物を作る人気ゲーム「マインクラフト」を活用し、未来の街並みを描くプロジェクトに取り組むことも申し合わせた。
協定を結んだ企業は、市内に本社がある「BOOK」(青柳考哉社長)、「田川DX推進室」(藤永哲嗣社長)、「FUKUOKA V―Tech Creators」(押切辰也代表社員)、「オンズリンク」(新井利貴也社長)。
「マイクラ」で街並み描くプロジェクトも
連携事項は、行政のデジタル化やデジタル技術による地域活性化、人材育成など。マインクラフト内に市街地を再現した後、参加者が自由に将来像を描くコンテストを行うことも決めたという。
7月18日に市役所で行われた締結式では、村上卓哉市長と4社のトップが協定書に調印。マインクラフト内に会場が再現され、市幹部らが見守るなか、それぞれのアバターが調印書を掲げる姿がモニターに映し出された。
青柳社長は「田川をDXで面白くする歩みの一歩が踏み出せた」と期待を語り、村上市長は「市民にとっても便利で、活性化につながる協定にしたい」と話した。
9月にマインクラフトの講座を開く。問い合わせは平日の午前9時~午後5時、オンズリンク(0947-23-1189)へ。
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