福岡県田川市が、参加年齢を60歳以上に設定し、若者に人気のリズムゲーム「太鼓の達人」の腕前を競う大会を8月28日に開く。介護予防や高齢者の健康維持が主な狙いで、参加者を募っている。
市によると、テレビゲームの腕前を競う「eスポーツ」を介護予防に活用するのは初めて。健康に関する講話や体操教室は定期的に開いているが、無関心層を掘り起こすため、eスポーツの活用に踏み切った。
音楽のリズムに合わせて太鼓をたたく「太鼓の達人」は、専用ゲーム機があれば家庭でも楽しめる。2024年には、60歳以上が参加する「ねんりんピック」で正式種目に採用された。
大会は午前10時から、市保健センターで開催。対象は市内在住者で定員は20人程度。競技前には、血圧測定などで健康状態を確認するほか、初心者向けの練習時間も設ける。eスポーツの普及に取り組む一般社団法人「筑豊eスポーツ協会」(田川市)のスタッフが指導する。
参加申し込みは8月21日まで。定員を上回る場合は抽選を行う。問い合わせは、市保健福祉課(0947-44-8270)へ。
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