コロナ対策、安全安心な施設を特集 福岡市の観光情報サイト「よかなび」
新型コロナウイルスの感染拡大で冷え込んだ観光需要を取り戻そうと、福岡市は観光情報サイト「よかなび」で、感染症対策が取られた市内の飲食店や宿泊施設、体験型の観光などを特集しています。
宿泊・観光施設、飲食店などを紹介
サイトの特集ページでは、国が示した業種別の感染防止指針などに沿った施設のみを紹介しています。担当者は「安全、安心な観光先を選ぶ一助にしてほしいです」と話しています。
紹介しているのは、宿泊施設、飲食店、観光施設、体験型観光など。飲食店は居酒屋や和洋食、ラーメン店など約200店舗、体験型観光では博多人形の絵付けやヨットクルージングなど約60件を掲載しており、今後も拡充する方針だそうです。
国の感染防止指針などを基準に掲載
福岡市が各施設の感染対策が実施されているかどうかを確認するうえで、体験型観光を除く施設では、国の業種別の感染防止指針を基にしたチェックリストの記入を事業者にしてもらっています。
体験型観光については、国のこの分野に関する感染防止指針の策定を主導した企業「アソビュー」(東京)が作成した感染予防対策が掲載基準となります。
スタッフのマスク着用や1時間に1回程度の換気、社会的距離を保つための人数制限などの項目を守ると事業者に申告してもらっています。福岡観光コンベンションビューローが、季節やエリアごとに編集しました。
特集を管理する福岡市観光マーケティング課の原口智雄課長は「市民や観光客の回遊を促し、市域の観光関連産業が活性化すれば」と期待しています。