福岡城跡で「なぞ解きゲーム」に挑戦して歴史を学んできた

 福岡に引っ越してきて1か月あまり。おいしいラーメン屋は見つけたけれど、福岡の歴史はほとんど知りません。会社の目の前にある舞鶴公園(福岡市中央区)とその周辺などで歴史に触れるイベント「福岡城なぞ解きゲーム」(11月3日まで)が開催されていると聞き、参加してきました。スタンプラリー形式でクイズに答えていくのですが、けっこう難しかったです。

ゲーム開始!

 ゲームは、「福岡城下町サムライフェア 秋の陣」(10月5日~11月3日、福岡観光コンベンションビューロー主催)の関連イベントです。舞鶴公園と周辺に点在する施設と、福岡市美術館(中央区)か福岡市博物館(早良区)のいずれかを巡り、それぞれの場所で問題に挑戦して解答用紙に記入し、スタンプも押していきます。参加は無料(小学校低学年以下は保護者同伴)です。
 ゲームを主催する福岡市中央区役所の企画振興課によると、問題は小学校高学年程度を対象にした内容とのことですが・・・

 さっそくゲーム開始。問題が出される施設は7か所。このうち、市美術館と市博物館は同じ問題なので、どちらかに行けばOKです。まずは近くの「福岡城むかし探訪館」に向かい、解答用紙を手に入れます。


「福岡城むかし探訪館」の外観


解答用紙に答えを書いてスタンプを押します

 問題を解いたあとは館内を見学しました。黒田如水や福岡城について解説したパネルでは、海側から見ると羽ばたく鶴のような姿だったことから「舞鶴城」とも呼ばれていたこと、天守閣があったのかどうか今も議論が続いていること――など、福岡城について初めて知ることが多くありました。また、城の再現模型もあって当時のスケール感が伝わってきます。


城内や付近の武家屋敷の様子も分かります

鴻臚館跡へ

 次は、鴻臚館跡展示館に向かいます。圧巻だったのはその展示。発掘調査で発見された遺構をそのまま見ることができます。また、国内で古代のトイレが確認されたのはこの場所が最初だったそうで、トイレットペーパー代わりに用いられた「籌木(ちゅうぎ)」と呼ばれる木の棒も見つかっています。
 スタッフに話を聞くと、鴻臚館は飛鳥時代~平安時代に作られた外交のための迎賓館とのこと。福岡城跡は、城が築かれた江戸時代より1000年ほど前の遺跡も混在している場所なんですね。
 この展示館では2問が出題され、うち1問は少し頭をひねらないと答えられません。


本物の遺構を目の前で見られます


ちょっと難しい問題でした


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