昔ながらの味と製法、色とりどり「あられ」のじゅうたん 築上町・寒田地区

 まるでカラフルなじゅうたんを敷き詰めたようだ。



 福岡県築上町の寒田(さわだ)地区で、冬の風物詩・あられ作りが最盛期を迎えている。地元産のもち米に、食紅などで色を付け、3、4センチの短冊状に切って1か月ほど陰干しする。


 塩と砂糖だけで味付けする昔ながらの作り方で、焼き上げた際の絶妙な歯触りが人気という。同地区で30年ほど前からあられを作っている加藤英二さん(81)は「子どもの頃は母親が作ってくれたあられをポケットいっぱいに詰めて、野山を駆けまわっていました」と懐かしそうに話してくれた。


 地元の物産館などで販売されている。



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