冬を越すヒヨドリが九州へ集団飛行 関門海峡で繰り広げられる「竜の渡り」

関門海峡を渡るヒヨドリの群れ(後方は北九州市)

 「ピーヨ、ピーヨ」。山口県下関市、彦島の森からヒヨドリの大合唱が聞こえた。海峡を渡る合図だろうか、数百羽が列になったり塊になったり、九州を目指して一斉に飛び立つ。この集団にはついて行けないと諦めたのか、途中で引き返す鳥もいる。そんな群れの動きをファインダー越しに追った。


一斉に森から飛び立つヒヨドリ

 越冬のため、関門海峡を渡って九州へ向かうヒヨドリの群れが、下関市や対岸の北九州市で観察されている。


彦島(手前)から対岸の北九州方面へ向かう

 日本野鳥の会山口県支部の藤原正徳さんによると、ヒヨドリは天敵のハヤブサから身を守るため、数百羽から数千羽で移動する。


「竜の渡り」とも呼ばれるヒヨドリの集団飛行(後方は北九州市)

 集団で海面すれすれを飛行したり、船を避けるために急上昇したり。形を変えながら飛ぶ群れの様子が、天に昇る竜のようにも見えることから、地元では「竜の渡り」とも呼ばれる。


夜明けとともに海峡を渡るヒヨドリ


 この集団飛行は、晴れた日の夜明けから午前10時頃にかけ、10月下旬まで見ることができる。九州で冬を越した群れは4月頃、また海峡を渡って北上する。



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