つるり 夏の味「博多水無月」 7月末まで販売

福岡三越で共同販売されている博多水無月

 夏限定の和菓子「博多水無月(みなづき)」が、福岡市内と近郊の菓子店で販売されている。市和菓子組合の有志でつくる「新福岡・博多の和菓子開発研究会」が1999年から毎年手がけており、今年は20社33店が参加して7月31日まで続ける。

 無病息災や暑気払いの意味を込めた京都発祥の夏菓子「水無月」をヒントに考案された。「小豆とワラビ粉を主原料にし、笹(ささ)で巻く」というルールに沿い、店ごとに趣向を凝らしている。涼しげな見た目に、もっちり、つるりとした食感が特徴だ。

 今年は、何げない日常の大切さを和菓子で伝えようと「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」をテーマにした。玉露や甘夏、白桃、ペパーミントなどを使ったものがあり、1個税込み120~324円。20日まで福岡市・天神の福岡三越で、22~30日には同市博多区の博多阪急で共同販売もする。


博多水無月をPRする松本理事長


 組合理事長で研究会代表世話人を務める松本弘樹さんは「お菓子を通じて、コロナ禍で失われた日常を少しずつでも取り戻せるお手伝いができればうれしい」と話している。


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