セブンイレブンが福岡限定フェア 県産食材の商品をそろえ初開催
福岡の「食」の魅力を再発見し、地産地消をすすめようと、セブン―イレブン・ジャパン(東京都)は8月18日、県産食材のオリジナル商品をそろえた「おいしか~福岡フェア」をスタートさせました。“福岡限定”での地域フェア開催は初めて。真鯛(まだい)のおにぎり、イチゴ「あまおう」を用いたスイーツなどこだわりが詰まった9品を販売しています。フェアは8月28日まで。
おいしか~を堪能
フェアは県内の1035店(2023年7月末時点)で開催中です。
食材には真鯛、水炊きでなじみの銘柄鶏「華味鳥(はなみどり)」、シャインマスカット、あまおう、八女茶を選びました。これらを使って、おにぎりや茶漬け、塩ラーメンや親子丼、サンドイッチやスイーツなど9商品を開発しました。同社商品本部の江口大輔さんは「魅力が詰まった自信の商品が完成しました」と胸を張ります。
真鯛は、旨(うま)みを余すことなく感じられるように骨の部分も大切に使って出汁(だし)をとっています。「鯛めしおむすび」(税抜き160円)や「真鯛のだし茶漬け」(同450円)には焼いてほぐした身を具材で使用。「真鯛だしの旨み広がる塩ラーメン」(同498円)はアラを丁寧に炊きあげてスープにしました。
また、あまおうの規格外品から作ったイチゴソースをミルクプリンにかけたスイーツや、コクがあって甘みの強い八女茶を生地に練り込んだパン、抹茶ホイップクリームを挟んだどら焼きなども用意しています。
福岡の食を再発見
同社はこれまで「九州」など地域をテーマにしたフェアを開催してきましたが、福岡に絞って食材を扱うのは初めてです。
同社と県は2013年に包括提携協定を結んでおり、県産品販売の拡大や宅配サービスで高齢者の見守り活動などにも取り組んできました。今年は協定から10年を迎える節目でもあり、同社の設立50周年で各都道府県とコラボしているイベントの一環に絡めてフェアを企画しました。
発売前の8月15日には、同社担当者やコンビニ店オーナーらが県庁を訪問し、服部誠太郎知事に商品をPRしました。
江口さんが商品の魅力について紹介し、服部知事は「鯛めしおむすび」と「八女抹茶と大納言小豆のブレッド」(同150円)を試食しました。
服部知事は「フェアの開催中は夏休みの期間で、故郷に帰ってきた方、観光で来た方々にも改めて福岡の食材を認識していただく大きなチャンスになると思います」と期待していました。