ウクライナをお酒で支援 駐日大使が3銘柄選定

ウクライナ支援商品を前に、講演するコルスンスキー大使

 ロシアによる侵略で苦しむウクライナを支援しようと、焼酎と日本酒の売り上げの一部を同国大使館に寄付する取り組みが福岡県内外で行われている。この一環で、福岡市のホテルで7月11日、セルギー・コルスンスキー駐日大使を招いた試飲会と講演会が開かれた。

 この取り組みは、福岡市の酒類企画販売会社「ルネサンス・プロジェクト」の中村鉄哉社長(62)が2月下旬の侵略直後に発案。同社が扱う商品の中から、コルスンスキー駐日大使が試飲し、佐賀県産の麦焼酎や京都府産の純米吟醸酒など3銘柄を選定してもらった。


ウクライナ支援のために発売された焼酎と日本酒


 いずれの商品も、青と黄色のウクライナの国旗をイメージしたラベルが貼られており、1本につき100円が寄付される。5月末に関東を中心に販売が始まり、7月12日からは、福岡市内のスーパーでも取り扱う。


 講演会で大使は「すべての支援はウクライナへの人道的支援につながる」と感謝。参加者は試飲を楽しんだ。

 この日、大使は県庁や、多くの留学生を受け入れている日本経済大(太宰府市)も訪ねた。


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