柳川市で「白秋祭水上パレード」開幕 11月3日まで

 福岡県柳川市出身の詩人・北原白秋の命日(11月2日)を前にした11月1日夜、市中心部の掘割で「白秋祭水上パレード」が始まり、あんどんの明かりをともしたどんこ舟が川面を進んだ。今年は没後80年にあたり、3年ぶりに例年と同じ3日間の日程で行われる。


川面を進むどんこ舟


 柳川を代表する観光イベントで、2019年は3日間で計約210隻を運航し、約3400人が楽しんだ。新型コロナウイルスの影響で20年は中止。昨年は2日間に短縮して行われ、各日30隻、1隻あたりの乗客も通常の18人を10人に減らして予約を受け付けたが、2日間で計44隻、約400人にとどまった。


 今回も各日30隻だが、1隻の乗客を12人に増やし、予約は全て埋まっているという。コースは昨年から、「川下り」から「川上り」に変更され、沖端から高畑公園へと向かう。

 白秋詩碑苑で行われた開会式では、参加者が「帰去来」を合唱するなどして白秋をしのんだ後、どんこ舟に乗船。多くの市民が琴の演奏などで歓迎する中、夜の掘割を楽しんだ。


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