子どもたちに様々な仕事を体験してもらうイベント「あきない祭」が11月19日午前10時~午後4時、福岡県久留米市中央町の「あきない通り」をメイン会場に開かれる。新型コロナウイルスなどの影響で、通常形式での開催は3年ぶりとなる。
あきない通りは、JR久留米駅東側に位置する東西約500メートルの通りで、久留米藩の城下町に形成された問屋街が起源とされる。まつりは2011年の九州新幹線全線開業を機にまちを盛り上げようと、商店主らでつくる実行委員会が毎年開いている。
バス運転士や和菓子作りも
今年は、西鉄バスの運転士やJRの駅員、和菓子作り、駄菓子屋での販売、浴衣モデルなど24の体験を用意。子どもたちは体験を終えるごとに50円の金券がもらえ、あきない通りで買い物に使える。
12日には同市の篠山コミュニティセンターで「出発式」があり、参加店の店主らがJR久留米駅の桑原昌宏副駅長の「出発進行」の合図で気勢を上げた。
バスの運転士と駅員の体験は小学生以下が対象で、午前9時半と午後0時半の2回、抽選券を配る。問い合わせは、あきない祭事務局(0942-34-1861)へ。