＜あの日＞よかトピア開幕／1989年3月17日
よかトピアの会場となったシーサイドももち
1989年3月17日、福岡市早良区の埋め立て地・シーサイドももちを会場に、「アジア太平洋博覧会（よかトピア）」が開幕した。市制100周年記念事業の一環で、市の国際化に弾みをつけ、アジアの拠点都市を目指す契機となった。
78ヘクタールの敷地に37の国・地域と1056の企業・団体が出展。福岡タワーや、後に市博物館となる常設のパビリオンも建設され、9月3日までの会期中に823万人が入場した。
博覧会の収益22億6000万円を有効活用するため、市は90年6月、よかトピア記念国際財団（現・福岡よかトピア国際交流財団）を設立した。アジアの文化や学術に貢献した人をたたえる「福岡アジア文化賞」や「アジア太平洋こども会議・イン福岡」も始まり、資金面で支えている。
advertisement
情報提供はこちら chevron_right
