福岡県芦屋町の近海でとれるサワラを使った料理のレシピを全国から募集し、グランプリを決める「芦屋さわらレシピコンテスト2023」が、同町で開かれた。
同町では、正月の雑煮や、すき焼きなどにもサワラが使われる。特産品としての認知度を高め、芦屋の活性化につなげようと、町や商工会、町民有志などでつくる実行委員会が2017年から、様々なサワラ料理をイベントで販売する「さわらサミット」を開催してきた。
今回は、新型コロナウイルス感染拡大などの影響を受けない新たな形式のイベントにしようと、初めてレシピコンテストを実施。全国から158件が寄せられた。
プロ部門「さわらピロシキ」販売へ
3月12日に行われた決勝審査会では、1次審査を通過した春巻きや、そぼろ丼、ライスコロッケなど10種類のレシピが実際に調理され、おいしさ、見た目、独創性などを採点した。
飲食店などの「プロ部門」では、芦屋町の「パルナチュレカフェ&コスメショップ」の「さわらピロシキ」がグランプリに選ばれた。同店では18日から税込み400円でテイクアウトメニューとして販売する。
「一般部門」は福岡市東区の金子颯さんの「サワラとリンゴのカネロニ仕立て」だった。ほかの入賞作品は同町のホームページで紹介している。