JR九州は3月29日、一律1万円を支給している従業員への出産祝い金を、2024年4月から最大50万円に増やすと発表した。第1子を出産した世帯には30万円、第2子は40万円、第3子以降は50万円をそれぞれ支払う。同日、労働組合に提案した。
24歳未満の子どもの扶養手当も、1人4500円から1万円に増やす。代わりに配偶者の扶養手当は引き下げる。
基本給もアップ
一方、基本給も年齢に応じ、2万~3万円引き上げる。賃金改正で、22年度と比べて1人あたり平均11.8%増えるという。
同社の古宮洋二社長は記者会見で、「鉄道会社にとって人が少なくなるのが最悪だ。少子化対策の一部を担いたい」と話した。