元琴奨菊と内川選手が柳川でトーク 小中高生らにエール

語り合う秀ノ山親方(左)と内川選手

 福岡県柳川市出身で元大関・琴奨菊の秀ノ山親方と、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスなどで活躍し、現在は独立リーグ・大分B-リングス所属の内川聖一選手によるトークセッションが4月2日、柳川市民文化会館で開かれた。

「好きじゃないと乗り越えられない壁がある」

 同市の青少年育成団体「柳川チャイルド育生クラブ」(近藤幸則会長)が企画し、秀ノ山親方を塾長に迎えた青空塾「どすこい!柳川」と題して開催した。2人は日頃から食事をともにするなど親しく、集まった市内と近隣の小中高生ら約500人に交流の様子などを笑顔で紹介。

 これまでの歩みについて、秀ノ山親方は「苦しいことがたくさんあったが、集中している時は疲れを感じなかった」、内川選手は「もう無理と思っても冷静になり、休んで進んでの繰り返しだった」と振り返った。

 互いに頑張っている姿を見て高め合ってきたといい、2人は「好きじゃないと乗り越えられない壁がある」「意欲の根源は感動」と口をそろえた。

 最後に秀ノ山親方は「こつこつと積み重ね、夢に向かって進んで」、内川選手は「みなさんの中からプロ野球選手や力士になる人が出てくれたらうれしい」と呼びかけていた。


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