北九州空港で国際定期便が再開 ジンエアー・ソウル便

 北九州空港(北九州市)で5月8日、新型コロナウイルスの影響で2020年3月から休止していた国際定期便の運航が再開した。韓国の格安航空会社ジンエアーが、北九州―ソウル(仁川インチョン)便を運航する。この日朝、韓国から再開第1便が到着し、関係者らが歓迎の放水をしたり、横断幕を広げたりして出迎えた。


 同社によると、6月28日まで北九州―ソウル間を毎週月水金日曜に各1往復、6月29日~10月28日に1日1往復する予定。

 同空港では記念セレモニーが開かれ、北九州市の武内和久市長や近隣自治体の首長らが出席。武内市長は「新型コロナが感染症法上の5類に移行した素晴らしいタイミングでこの日を迎えた。国内外の多くの人に利用してもらい、増便、新規路線開拓を見据えて動きたい」と述べ、徐銀洙ソウンス・駐福岡経済担当領事は「運航再開は日常の完全な回復を意味する」とあいさつした。


 第1便で到着したソウル在住の旅行客(72)は大分県中津市でゴルフを楽しむといい、「3か月前に福岡空港を利用した時と同じゴルフ場に行くが、近くて助かる」と笑顔。北九州発の便に搭乗した広島市佐伯区の男性(66)は「福岡より近くて便利。韓国の史跡や食べ物を楽しみたい」と話していた。


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