戸畑祇園・大山笠競演会4年ぶり開催へ 7月22日に

 提灯(ちょうちん)をピラミッド状に飾り付けた山笠で知られるユネスコ(国連教育・科学・文化機関)の無形文化遺産「戸畑祇園大山笠」(北九州市戸畑区)の振興会事務局は、新型コロナウイルスの影響で中止されていたメイン行事「大山笠競演会」を、今年の祭りで4年ぶりに開催すると発表した。


夏の夜を彩った戸畑祇園大山笠(2019年7月)


 4月22日の総会で決定した。競演会は、大小8基の山笠が一堂に会する最大の呼び物で、感染拡大防止のため2019年を最後に中止されていた。今年の祭りは7月21~23日で、競演会は中日の22日に実施される。


観覧席は1000円値上げ

 事務局によると、総会では競演会の観覧席料について、人件費の上昇や資材の高騰を考慮し、指定席を5000円、自由席を4500円とし、それぞれコロナ禍前より1000円値上げすることを決定。また、暴力団排除のため、振興会の入会条件を厳しくする会則の一部改正や、県警による関係者向けの暴排研修を行うことも決めた。


advertisement

この記事をシェアする