古民家で里山御膳どうぞ! 八女の文化財「旧大内邸」

 福岡県八女市立花町白木の市指定文化財「白城の里 旧大内邸」で、地元の食材を使った「里山御膳」の提供とカフェの営業が始まった。


地元の旬の食材をふんだんに使った御膳とスイーツ

 同邸は明治時代に建てられた古民家で、戦前の政治家、大内暢三(ちょうぞう)(1874~1944年)の生家。大内は戦前、中国・上海にあった教育機関「東亜同文書院」の院長を務め、日中友好に尽くした。

「農家のお嫁さんの料理」イメージ

 昨年11月から改修工事のため休館していたが、今年4月にリニューアルオープンし、飲食を提供できるようになった。

 里山御膳は、地元の主婦ら約10人でつくる「白城のおだいどこ よーらこんね」が手がける。「農家のお嫁さんが地元の旬の食材を使って作る料理」をイメージしており、今の季節はタケノコをメインにした具だくさんのみそ汁やヨモギのコンニャクなど7品を提供する。

 中島真紀子代表は「古民家で取れたての旬の食材を使った料理をゆっくり味わい、時間を忘れてほしい」と話す。

カフェでクラフトコーラも

 カフェは、同市の地域おこし協力隊の山下絢一郎さんが、地元の和菓子店などから仕入れた食材でケーキやマフィンを用意し、自家製クラフトコーラなどもそろえている。

 里山御膳は2000円で、土日・祝日の午前11時から1日32食限定で提供。3日前までに中島さん(090-4940-5381)に電話で予約する。カフェは火、水曜が休み。


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