福岡県飯塚市は6月12日、光熱費や食料費などの価格高騰対策として8月、市内の登録店で使用できる「生活応援クーポン券」を市内全世帯に配布すると発表した。非課税世帯は3万円分、課税世帯は2万円分になるという。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」へ移行した後も地域経済が低迷する中、市は市民の消費を喚起しようと、国の臨時交付金を活用して非課税世帯（約2万5000世帯）にクーポン券を配布。これに合わせ、課税世帯（約4万世帯）にも市の一般財源を使って配ることを決めた。
クーポン券は8月中旬～下旬に発送し、12月31日まで利用が可能。登録店は約800店になる見通しだ。
市は、クーポン券発行事業費約16億円を含む一般会計補正予算案などを、6月20日開会の市議会定例会に提案する。
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