福岡市中央区の市植物園にニホンミツバチの養蜂や来園者の採蜜体験などができる「ミツバチの里」がオープンした。公立植物園での養蜂は全国的にも珍しいという。
ラーメン店運営会社も参画
博多区を拠点に都市養蜂や環境教育を行うNPO法人「博多ミツバチプロジェクト」が手がける。同法人の活動に賛同した豚骨ラーメン「博多一幸舎」を運営するウインズジャパンホールディングス(福岡市)も活動に参画し、共同で取り組む。
ミツバチの里は、園中央の展望台の裏側にあり、この日までにニホンミツバチの巣箱を二つ設置した。巣箱の観察やミツバチの働きなどを学ぶ環境教育も行う方針。
オープンした7月1日にセレモニーが開かれ、吉村幸助社長は「福岡を代表する憩いの場で活動できるのはうれしい。養蜂のすばらしさを伝えるお手伝いをしたい」とあいさつ。同法人の吉田倫子代表も「行政と企業だけでなく地域の人も一緒になって、子どもたちへの環境学習などを進めていきたい」と話した。