夏の交通安全県民運動(7月10~19日)に合わせ、主に福岡県内を運行する鉄道の一部車両に飲酒運転撲滅を呼びかけるヘッドマークなどが取り付けられている。JR貨物九州支社(北九州市)では7月5日、長崎県を除く九州各地を走る電気機関車に装着された。
鉄道事業者が交通安全に一役
福岡県警鉄道警察隊が約5年前から実施しており、今回は同支社や西日本鉄道、北九州高速鉄道など計8事業者が協力する。
北九州市門司区の同支社門司機関区では同日、但野新二支社長と姫野有彦隊長が「STOP!!飲酒運転」などと記されたヘッドマークを、電気機関車「EF81形303号機」に取り付けた。同機関車は、無塗装で銀色に輝く姿から鉄道ファンに「銀釜」の愛称で親しまれているという。
但野支社長は「交通安全への願いを乗せて発進したい」と述べ、姫野隊長は「ヘッドマークを見ることで、多くの人に飲酒運転撲滅への思いを強くしてもらいたい」と語った。