7月14日に福岡市で開幕する世界水泳選手権を前に、世界各国から訪れる選手や観客をもてなす立体花装飾が8日、同市博多区の福岡国際会議場前に登場した。
花が豊かな街づくりを目指す市の「一人一花運動」の一環で設置。大会マスコットの「シーライ」「シャーニー」を表現した高さ約3.5メートルのオブジェで、マリーゴールドやニチニチソウなど約1200株の花が使われている。「HUKUOKA」「KYUSHU」の文字の周りを花で飾った壁面花壇もお目見えした。
北九州市でも、「福北連携」の取り組みとして一人一花運動を始めるといい、9か国が事前キャンプをする同市八幡東区の桃園市民プールなどを花で彩るという。
この日、福岡市で記者発表した同市の高島宗一郎市長は「緊張感を持ってやってくる選手や応援の人たちに、花を通して街中が歓迎していることを感じてもらえる」、北九州市の武内和久市長は「花にはリラックス効果があり、明るい気持ちにもなる。見ることで、持っている力を存分に発揮してほしい」とそれぞれ話した。