大牟田の夏!「大蛇山」が街を練り歩く 迫力の花火に歓声

 大蛇の頭をかたどった山車「大蛇山(だいじゃやま)」が街を練り歩く「おおむた『大蛇山』まつり」が7月22、23日、福岡県大牟田市の中心部で開かれた。


火花を散らしながら練り歩く大蛇山

 江戸時代に悪疫退散を願って始まった祭りが起源とされる。新型コロナウイルスの影響で中止や規模縮小が続いたが、今年は4年ぶりに「祇園六山(ろくざん)」と呼ばれる6基の山車が競演した。

 22日は午後7時過ぎ、特設のおまつり広場に6基の大蛇山が集結。太鼓や鉦(かね)の音が鳴り響く中、法被姿の男たちが「ヨイサー、ヨイヤサー」の掛け声とともに長さ約10メートル、高さ約5メートルの山車を引き回した。大蛇が頭を左右に振りながら口から花火を噴き出すと、観客から歓声が上がった。

総踊りに1万人

 また、炭坑節などに合わせて踊る総踊りにも約1万人が参加。子どもを大蛇の口の中に入れて、無病息災を願う神事「かませ」にも多くの市民が列をなした。


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