博多の歴史や文化を紹介する講座「夏休み『はかた博物館』へようこそ」が、福岡市博多区の市立博多市民センターで開かれた。市民らは、鎌倉時代の元寇(げんこう)に備えて博多に築かれた防塁などについて学んだ。
講座は7月27日にあり、まちおこし団体「ハカタ・リバイバル・プラン」の立石武泰会長(71)が講演した。同団体は博多中心部を丸ごと博物館に見立て、その土地ゆかりの歴史看板を電柱に設置する活動に取り組んでいる。立石さんは看板や文献を使い、防塁の場所などを説明。また、福岡出身の作家・夢野久作の童話などについても語った。
10人が聴講。同区の中学生(13)は「学校の授業では聴けない詳しい話だった」と話し、小学5年の児童(10)は「色々な人がこの街を守ってきたことがわかった」と笑顔だった。