福岡市交通局は、今年3月の延伸後、混雑が深刻になっている地下鉄七隈線について、8月19日にダイヤ改正を行い、朝夕のラッシュ時に計6本を増便する。
市交通局によると、延伸後の利用者は延伸前と比べて5割ほど増加。特に朝と夕方のラッシュ時の混雑が深刻で、市民から緩和を求める声が約60件寄せられていた。このため、例年は春に実施するダイヤ改正を夏に行うことにした。
朝2本、夕方4本を増便
新しいダイヤでは、平日朝の時間帯に2本、夕方に4本の列車を増便する。ダイヤ改正後の平日朝の運行間隔は15秒短縮され、3分15秒、同夕方は1分短縮の5分となる。例えば、六本松駅では現在、午前8時台に博多行き列車が15本停車するが、改正後は16本に増え、運行間隔が短縮される。
市交通局運転課は「可能な手法で、早急に混雑に対処するべきだと判断した。現状の車両数からすると、これ以上増便するのは難しい」としている。