福岡県と友好提携を結んでいるタイ・バンコクのチャチャート・シティパン都知事が来日し、服部誠太郎知事を表敬訪問した。両知事はAI(人工知能)分野の人材交流などについて意見を交わしたほか、日本庭園でお茶会を楽しんだ。
県とバンコクは2006年に友好提携を結び、知事らが相互に訪問している。今回の滞在は8月22~24日で、22日に県庁を訪問した。
服部知事は、全てのモノがインターネットにつながる「IoT」やAIの分野で若い世代の交流を図るとし、「県内企業へのインターンシップを進めたい」と提案。チャチャート知事は「魅力的な人材が集まる福岡から多くを学びたい」と話した。
服部知事はその後、大濠公園(福岡市中央区)の日本庭園でお茶会を開いた。チャチャート知事は県産の八女茶をすすり、「おいしい」と笑顔を見せていた。
8月25日まで「タイ・バンコクフェア」
一方、JR博多駅前広場では、友好提携に関連した「タイ・バンコクフェア」も開かれており、ムエタイショーや名物グルメが楽しめる。25日まで。