福岡県古賀市は8月25日、通院や入院にかかる医療費を18歳まで無償にする方針を明らかにした。同29日開会の市議会定例会に関連議案を提案する。
現在は、3歳未満の子ども医療費が無償になっている。市は無償化の対象を、保護者の所得にかかわらず、10月から就学前までに、来年度から18歳に到達した年度の末までに拡大する。対象は約1万500人で、市の負担は年約8000万円増加する見通しという。
18歳まで拡大した自治体は、水巻町や嘉麻市などに次いで県内5番目で、田辺一城市長は「国が責任を持ってやるべきことだが、動き出す気配がない。地方自治体が声を上げ、実践することで、国を動かしたい」と強調した。