みやま市の能楽「新開能」舞台を仮想空間でライブ配信

 福岡県みやま市高田町の新開(しんがい)地区に伝わる能楽「新開能」(県指定無形民俗文化財)が10月21日、同町濃施のまいピア高田の能舞台で披露される。市は、上演の様子をインターネット上の仮想空間「メタバース」でライブ配信する。


新開能が上演されるメタバースのイメージ図(みやま市提供)

 新開能は、1716年に柳川藩4代藩主・立花鑑任(あきたか)が祈願成就のため、同地区の宝満神社で能楽師に奉納させたのが始まりとされる。明治時代になって神社の氏子に受け継がれ、現在は地元保存会が毎年10月の第3土曜日に奉納している。

 新型コロナウイルスの影響で2020、21年は中止され、昨年は会場を宝満神社から、まいピア高田に移して無観客で開催。今年は4年ぶりに観客を入れて行い、午後3時から「嵐山」「敦盛」などの能や「三本の柱」「千鳥」といった狂言を上演する。入場無料。

第2弾のメタバース配信

 デジタル化に力を入れる市は今年1月、同市瀬高町の大江地区に伝わる「幸若舞(こうわかまい)」(国指定重要無形民俗文化財)をメタバースでライブ配信しており、今回は第2弾の試みとなる。

 ライブ配信に先立ち、新開能で使われる能面などの道具を紹介するデジタル資料館を10月16日からメタバース上で開設している。ライブ配信とともに、市ホームページから参加できる。問い合わせは市企画振興課(0944-64-1505)へ。


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