芦屋町で「あしや砂像展」が開幕! 今年のテーマは昆虫
福岡県芦屋町の恒例イベント「あしや砂像展」が10月27日、芦屋海浜公園で開幕した。今年のテーマは、「昆虫記」を著したファーブルの生誕200年にちなんで「時空を超えて~昆虫~」と設定。11月12日までの期間中、欧米や日本の彫刻家計10人が巨大な昆虫を表現した作品などを展示する。
町によると、展示は1994年に始まり、行財政改革を理由に2005年に打ち切られたが、14年に復活。新型コロナ禍での一時中止を経て、今年で通算20回目を迎えた。
彫刻家による作品11点のうち、イタリアの作家が手がけた「甲虫と日本の森」は最大の高さ5.6メートル。カブトムシやノコギリクワガタなどをあしらい、背景に富士山や森などを配して、多種多様な昆虫が生息する様子を表現した。
地元中学生らの作品も
このほか、ゾウムシを熱心に観察するファーブルや、町に飛来するというチョウのアサギマダラが舞う姿などを題材にした作品を配置。地元の中高生らによる16点や、自由なテーマで募集したコンテストの出品作10点も並んでいる。
プロデューサーの茶圓(ちゃえん)勝彦さんは「おとぎ話の世界に踏み込んだような雰囲気や、緻密(ちみつ)でスケールの大きな作品の魅力を楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
午前10時~午後9時。入場料は大人500円、65歳以上400円、障害者300円、小中学生200円で、未就学児は無料。問い合わせは実行委員会事務局(093-223-3481)へ。