福岡県筑後市にある芸術文化交流施設「九州芸文館」の累計来場者が11月12日、80万人に達した。
同館は県が2013年、筑後広域公園内に建設した。節目の来場となったのは、みやま市瀬高町本郷の農業、成清綱正さん(48)と妻の菜見子さん(41)。この日は、開催中の芸術家・岡本太郎の企画展を鑑賞するため訪れ、同館のスタッフらに拍手で出迎えられた。
成清さんの自宅は車で数分の場所にあり、夫婦で筑後広域公園を散策したり、同館のイベントにたびたび参加したりしているという。
成清さんは「親しみのある芸文館の80万人目になり、驚いた。これから何かいいことがありそうな気がする」と喜んだ。花束と記念品を手渡した津留誠一館長は「これからも皆さんに喜んでもらえる企画展やイベントを開催していきたい」と話した。