竜王戦北九州対局を振り返る企画展 会場の旧安川邸で

 北九州市で開催された将棋の第36期竜王戦七番勝負第3局を写真などで振り返る特別企画展が11月15日、対局会場となった同市戸畑区の旧安川邸で始まった。来年1月29日まで。


対局会場を再現したフォトスポットに座り、写真を撮ってもらう来場者

 第3局は10月25、26日に行われ、藤井聡太竜王が挑戦者の伊藤匠七段に勝利した。藤井竜王は第4局も勝ち、4連勝で竜王3連覇と八冠初防衛を果たした。

 特別企画展は市が主催。会場には、対局や2人が市立一枝小で児童と交流した様子などを撮影した写真パネル約20点のほか、実際に使用された将棋盤や駒の実物も展示している。


対局の様子などを撮影した写真パネルが並ぶ会場

 別の将棋盤や2人が使った座布団などを置いて対局会場を再現したフォトスポットもあり、訪れた将棋ファンらは正座して写真撮影を楽しんだ。同市八幡西区の会社員は「この場所で藤井竜王が対局していたと思うと感慨深い。座布団の座り心地もよかった」と話した。

 火曜と年末年始は休館。観覧には入館料が必要で、一般260円、小中学生130円。問い合わせは旧安川邸(093-482-6033)へ。


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