福岡市地下鉄 空港線・箱崎線に新型車両が登場 来秋から
福岡市地下鉄の空港線と箱崎線に、来秋から新型車両「4000系」が導入される。市交通局は「安全性に加え、乗り心地の快適さも重視した」としている。
同局が11月30日に発表した。車体デザインは、現行の「1000N系」と同じ青いラインを側面に施し、福岡空港をイメージしたスカイブルーも新たに配色した。車内には、ベビーカーを使う保護者や車いす利用者の介助者らが腰掛けられる座席、キャリーケース置き場などを確保したフリースペースを設ける。
また、乗務員らが車内を常時監視できる防犯カメラ(各車両に4台)を国内の地下鉄で初めて導入するほか、運行中の車両の状態を遠隔で監視できるシステムも取り入れ、乗客の安全確保につなげる。使用電力量を約2割削減できる高効率のモーターなどを使用し、省エネ化を図る。乗車定員は現行並みの850人程度。
総事業費は約210億円。2027年度までの4年間で、現行車両と順次切り替える計画だ。